ウィキペディアでまちおこし
地域の百科事典をみんなでつくろう

第1部：ウィキペディアタウン、始めました
地域を知る新たなつながりが生まれる

1. はじまりの「こまねこまつり」
地域初のウィキペディアタウン開催

• 京都府京丹後市で、地域おこしイベント「こまねこまつり」開催 。
• 丹後ちりめん発祥の地である峰山では、蚕をネズミから守る猫を大切にした 。
• 「丹後峰山のこんぴらさんに狛猫」として知られるきっかけとなった地域イベント 。
• 2018年、ウィキペディア編集活動とウィキペディアタウンが開催 。
• 地域学習支援として、ウィキペディアに着目。情報格差を埋める手段として期待 。
• こまねこまつり実行委員会が主催 。
• ウィキペディアタウンが、地域の人々のつながりを強固にする場となる 。

2. 歴史に埋もれた丹後の女性たち
「ウィキギャップ」とある女性郷土史家との出会い

• ウィキペディアタウンをきっかけに、東世津子さんの生き方を知る 。
• ウィキギャップとは、インターネット上の男女格差解消のため、ウィキペディアに女性に関する項目を増やそうという社会運動 。
• 丹後ちりめんの女工たちの存在をウィキペディアに記録 。
• 東世津子さんの著書『丹後のはた音』は、丹後ちりめん研究の基礎文献 。
• ウィキペディア編集は、図書館の書庫に眠る文献に光を当てる 。

3. みんな大好き「酒ペディア」!
地域を見る目の重層性

• 酒ペディアは、酒蔵を見学したり、酒を味わいながら酒や酒蔵の記事を書くイベント 。
• 地酒にはその土地や酒蔵ごとの歴史や特徴があり、ウィキペディアタウン向きの題材 。
• 個人の主催する酒ペディアは、参加者同士の親睦を兼ねたイベント 。
• 酔った勢いでウィキペディアを編集し、反省 。
• 後日、酒蔵を再訪し、ウィキペディアを加筆 。
• 地域振興のためには、多角的な視点が必要 。

4. 砂の鳴る琴引浜で高校生と「3Qタウン」
次世代につなぐバトン

• ウィキペディア編集は、教育的な効果が高い 。
• 2018年9月、丸田智代子さんがウィキペディアタウンに参加したことがきっかけで、琴引浜での開催が決定 。
• 琴引浜は、ユネスコの認定した山陰海岸ジオパークの一角 。
• 「3Qタウン」は、鳴き砂の音と、琴引浜の清掃活動への感謝を込めた愛称 。
• 高校生がウィキペディア編集に参加し、地域への理解を深める 。
• イベント後、生徒のひとりが「この経験を学校の探究学習にも活かしていきたい」と語る 。

第2部：読者から編者へ
地域情報を正しく発信する

5. 地元の伝統産業と格闘した日々
ウィキペディア編集デビューの頃

• 「知る」ことは、すべてのはじまり 。
• 京都府宮津市上世屋で継承されてきた「藤織り」 。
• ウィキペディアタウンをきっかけに、藤織りの記録を残す 。
• ウィキペディアは百科事典であり、多角的な解説が求められる 。
• ウィキペディア編集を通じて、地域文化への理解を深める 。

6. 見知らぬ誰かの助け舟
ウィキペディア・コミュニティの入り口へ

• 2017年11月、図書館総合展でウィキペディアタウンを知る 。
• ウィキペディアは、様々な立場の人が共同で制作 。
• ウィキペディアタウンは、地域情報を編集・発信する取り組み 。
• ウィキペディア編集には、地域への深い理解と多角的な視点が必要 。
• ウィキペディア編集を通じて、地域への愛着と誇りを育む 。

7. 偽文書「椿井文書」が立ちはだかる
地域情報を正しく発信できるか

• ウィキペディアは、不特定多数の一般人によって編集される 。
• ウィキペディアの正確性は、紙の百科事典と比較しても遜色ない 。
• ウィキペディアタウンで、地域の中世文書「椿井文書」の真偽について議論 。
• 椿井文書は、江戸時代の人物・椿井政隆による偽文書 。
• 地域に伝わる伝承や文化を、ウィキペディアでどのように扱うかが課題 。
• ウィキペディアは、様々な意見を掲載し、読者が判断できるようにすることが重要 。

第3部：イベントから日常へ
ウィキペディアタウンの課題と可能性

13. ウィキペディアタウンの始めかた

• ウィキペディアタウンは、地域情報を発信する有効な手段 。
• ウィキペディアには「方針」と「ガイドライン」がある 。
• ウィキペディアは、様々な立場の人が参加する開かれたコミュニティ 。
• ウィキペディアタウンのテーマは、地域資源や文化、人物など、多岐にわたる 。
• ウィキペディアタウンは、地域住民の地域への誇りと愛着を育む 。
• ウィキペディアタウンは、地域活性化の担い手を育成する 。
• ウィキペディアタウンは、地域課題の解決に貢献する 。